大阪・関西万博で海ごみを活用したアート作品を展示しました。の記事のアイキャッチ画像

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)におけるテーマウィークのひとつ「地球の未来と生物多様性ウィーク」の期間中、9月26日~29日の4日間、万博会場ギャラリーWESTにおいて、東京藝術大学・香川県・香川大学・旭ビルウォール株式会社の連携・協力により、海ごみを活用したアート作品の展示を行いました。

本出展は香川県が主催し、「アートする里海」をコンセプトに、豊かで美しい自然や瀬戸内海との共生に係る課題とその解決に向けた里海づくりの取組みなどを、展示や体験等を通じて発信することを目的として開催されました。

その一環として、香川県と東京藝術大学との連携事業により「海ごみアート」の展示が実施され、大学院美術研究科建築専攻を修了して現在は旭ビルウォール株式会社に務めるアップサイクル・デザイナーの谷口茉優さんが約3ヵ月の時間をかけて制作しました。また、制作にあたっては、香川大学創造工学部造形メディア・デザインコース柴田研究室の教員・学生や、同学部材料物質科学コース上村忍教員・原光生教員らの協力がありました。

メイン作品となるアーチが会場の入口に設置され、イベントスペースにはサブ作品のスツールが置かれたほか、会場内では制作材料やプロセスの紹介も掲示されました(制作過程についてはコチラの記事をご覧ください)。

9月27日(土)には、香川県の池田知事、東京藝術大学の橋本美術学部長、制作者の谷口さんによるトークイベントが行われたほか、香川大学の上田学長、創造工学部の末永教授、香川県漁連の嶋野会長による、藻場の造成・保全に関するセッションも開催されました。

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