【活動レポート】真夏のBāBaBar らいぶの記事のアイキャッチ画像

「ばーばがバーをするのは、どう?」

瀬戸内国際芸術祭が開催された8月の引田は、いろんな意味でとても暑かった…!地域住民による手厚いおもてなしは、芸術祭を訪れた多くの方の心を掴み、引田の8月は結果として大きな成功を収めたと言えるのではないでしょうか。

その成功を支えた住民グループのひとつが、「BāBaBar」です。彼女たちの活動からは、お祭りに慣れ、人を迎え入れることを自然に楽しむ、引田ならではの住民性がにじみ出ていました。

「BāBaBar」の始まりは、ぐんだらけチームと地元住民によるサロン活動の中で交わされた、尾崎照子さんのひと言。
「ばーばがバーをするのは、どう?」
この何気ないジョークをきっかけに、
「引田のばーばたちのパフォーマンスで、まちをもっと盛り上げよう!」とアイデアは一気に広がっていきました。そこから、ハワイアン音楽演奏を得意とする德元佳子さんを中心に、ぐんだら家でのライブイベント開催が決定しました。

ぐんだらけチームとサロンの企画会議の様子
BāBaBar

熱気に満ちた5日間。地域住民の“本気”のパフォーマンス。

8月11日〜17日のお盆の時期に合わせ、5日間にわたるライブイベントを開催。
この企画には、大きく二つの目的がありました。

ひとつは、地元住民が自身の表現を発表できる場をつくること。
もうひとつは、お盆にふるさとへ帰ってきた人たちが、ばーばやじーじの活躍する姿を目にする機会を生み出すこと。

共同企画者である德元佳子さん、尾崎照子さんの呼びかけにより、多くの住民パフォーマーが集いました。

共同企画者の德元佳子さん

行われたパフォーマンスの数は、なんと22演目。大正琴、マジックショー、ダンス、読み聞かせ、バンド演奏──個性あふれる多才な住民たちが次々と舞台に立ち、引田の夏を熱気と笑顔で満たしました。

このライブイベントを続けていくために

大いに盛り上がりを見せた「BāBaBar らいぶ」。
イベント後には、「もう一度やりたい」「次はいつあるの?」という嬉しい声も聞かれました。

今後は、このような地域住民主体の活動をどのように継続していくかを、香川大学の学生チームも交えながら考えていきます。既に、企画会議は行われているようです。

ぐんだらけは、まちづくりのための“研究場”です。
ふと生まれたアイデアを実際に試してみる。
その実践の中から、地域にとっての意義や可能性を見通していく。
そうした積み重ねを大切にしています。

今回のイベントでは、お祭りや表現に親しんできた引田ならではの住民性が色濃く表れました。
多彩な表現を楽しみながら披露する住民のみなさんの生き生きとした姿は、まちに確かな活力をもたらしています。

次は、いつ、どんな形で開催されるのか。
進化を続ける「BāBaBar らいぶ」に、ぜひご期待ください。

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